保険医の指定取消に際し、社会保険庁の神奈川社会保険局による調書の署名偽造や内容の捏造に関する記事 【調書の捏造・偽造で保険医指定取り消しが発覚】が「財界にいがた」(2008年2月号・写真)に掲載されました。


財界にいがた

年金だけではなかった社保庁の不正

調書の捏造・偽造で

保険医指定取り消しが発覚


社会保険庁の不正は年金問題だけではない。保険医の指定取消に際し、同庁の神奈川社会保険局による調書の署名偽造、内容の捏造が発覚している。


神奈川県警 動く

ショッキングな事態が発生した。仕事始めの1月4日、深夜のことだったという。神奈川県警が横浜市泉区にある菅谷クリニックを家宅捜索した。同クリニックは美容外科、形成外科、皮膚科などを開設し、最先端のレーザー技術を応用した美容医療で知られていた。

新聞報道などによれば、昨年12月に社会保険庁の神奈川社会保険事務局が、同クリニックを経営する医療法人社団天道会(菅谷良男理事長)を詐欺容疑で県警に刑事告発していたという。

菅谷理事長は87年から89年、旧厚生省で保険請求の監査などを指導する医療指導監査官を務めた。こうした事情のためか、全国紙は同理事長の経歴とともに、一斉に今回の家宅捜査を報道した。

その菅谷理事長はこう言う。「私が逮捕されたわけではありませんから、この通りお話しもできます。社会保険事務局が県警に告発したといっても、容疑を裏付けるような証拠は一切ないわけです。そんな犯罪の事実はまったくないのですから当然です。昨年暮れに、また日本テレビが"社会保険事務局は何をしているんだ"と騒いだものだから、慌てて告発したりしたのでしょう」

同理事長が「日本テレビ」と言うのにはワケがある。菅谷クリニックは日本テレビの報道番組で、執拗に「悪徳医」呼ばわりされ続けた。一昨年3月から昨年5月まで合計で7回にもわたり、前半の3回は匿名で、後半の4回は実名だった。

主な内容は以下のよう。"社会保険に対し、架空請求や二重請求など、診療報酬の不正請求を繰り返していた"、"意図的に、限度を超えた高圧のレーザーを照射する悪質な医療行為で、患者に被害が発生している"、など。




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